基礎が完成すると今度は上棟です。
上棟とは柱を立てて梁を渡して家の骨組みを作ることです。棟上げといったりもします。
ゼッキーは家の骨組みができるまで一週間くらいかかるもんだと思っていましたが、それは大きな勘違いだったのです。。。。
上棟の何日か前に監督ゲン氏から一本の電話が入ります。(このITの時代に監督はメールを一切使わず、家の完成までゼッキーとの全ての連絡は電話でした。さすが現場監督、時代の流れに翻弄されず、断固電話の生声を大事にしてるんやな、と勝手に解釈し、何故か妙に納得するのでした。)
監督ゲン氏「棟上げは朝の9時から夕方17時くらいまでしとるんで、是非見に来てください♪棟梁も紹介したいですしね♪」・・・
と連絡をもらってたので、しがないサラリーマンのゼッキーは会社の上司の隙を見て有給休暇を取得し、上棟式当日に建築現場に行ってきました。
上棟現場に到着すると、営業ウマ氏と監督のゲン氏がお出迎えしてくれてます。
実際に棟上げに立ち会うまでは、上棟日にはゼッキーと関住の関係者が集まって簡単な式みたいなのをするのかなーと勝手に妄想してたのですが、そんなことはありません。
ゼッキーの単なる勘違い妄想でした。
上棟では大工さんたちが黙々と柱や梁で家の骨組みを作るのをひたすら眺めます。
ゼッキーは差し入れを手に午後の休憩時間(3時頃)を狙っていったのですが、驚愕しました。
・・・・家の骨組み、ほとんどできてるやーん!!
なんと朝の9時から半日しかたっていないのに、既に柱や梁、屋根の形まで大体できあがっていたのです。
ゼッキーは心の動揺を隠せません。
ゼッキー「おぉっ、まじっ!?すっげーー!!いい仕事してますねーー!」
監督ゲン氏「はい♪棟上げの日の一日で一気に骨組みは完成させてしまうんですよ♪」
監督からサラリと言われます。建築業界ではフツーのことのようです。
そう言えば家に群がる大工さん達は総勢10人くらいもいます。
この10人の大工達が協力してものの一日で一気に家すべての骨組みを作ってしまうのです。
(ちなみに後にも先にもこれだけの数の大工が一堂に会するのはこの上棟日だけです。次の日からは棟梁がたった一人!でコツコツと家造りをしてくれます。)