YKK APのAPW310とLIXILのSAMOSUHを徹底比較!

APW310とサーモス2Hの仕様の徹底比較

この記事では、APW310SAMOS2H(サーモス)を徹底比較しています。それぞれ日本を代表する窓メーカー、YKK APとLIXILの同レベルの窓です。ちなみに管理人ゼッキーは悩んだ末にYKK APのAPW310に決めました!

まずは、YKK APのAPW310とLIXILのSAMOSUHを表形式で比較してみましょう。下の表をごらんください。

仕様が異なる部分を黄色で示しています。各項目について表の下で詳しく比較しています。

YKK APのAPW310とLIXILのSAMOSUHの仕様比較
商品名YKK AP APW310LIXIL SAMOSU
1.サッシアルミ樹脂複合アルミ樹脂複合
2.ガラスの種類Low-EペアガラスLow-Eペアガラス
3.熱貫流率2.15W/m2K2.15W/m2K
4.気密性A-4A-4
APW310とSAMOS2Hの気密性比較
5.水密性 W-4 W-4
APW310とSAMOS2Hの水密性比較
6.保証10年間 (電装品は2年)10年間 (電装品は1年)
7.鍵取手錠(ドア引き手と同化)クレセント錠(窓の真ん中にある従来方式)
8.オペレータハンドルコンパクトタイプキノコタイプ
9.フレーム障子と段になっている障子とフラット
10.網戸クリアネット普通のネット
11.サッシの色(室外側)[4色]
ホワイト
プラチナステン
ブラウン
カームブラック
[5色]
ホワイト
ナチュラルシルバー
シャイングレー
オータムブラウン ブラック
APW310 SAMOS2H サッシの色室外側
12.サッシの色(室内側)[7色]
ホワイト
ナチュラル
クリア
ダークブラウン
(外観と一緒なら・・・)
プラチナステン
ブラウン
カームブラック
[5色]
プレシャスホワイト
クリエペール
クリエラスク
クリエモカ
クリエダーク
APW310 SAMOS2H サッシの色室内側

1.サッシ〜5.水密性はAPW310・SAMOSUHとも同等!

以下の5つの項目はAPW310SAMOSUHも互角の性能です。

  1. サッシ:アルミ樹脂複合
  2. ガラスの種類:Low-Eペアガラス
  3. 熱貫流率:2.15W/m2K
  4. 気密性:A-4(防音・断熱・防塵建築用レベル)
  5. 水密性:W-4(中高層ビルレベル)

違いのある項目は次からご紹介しています♪

6.保証は同じ10年だけど電装部品の保証期間はAPW310の勝ち!

APW310SAMOSUHともに10年保証です。

10年間はペアガラスの中空層の中に結露ができたり、窓を閉めているのにもかかわらず室内側に雨があふれ出た場合などに無償で修理・交換してくれます。

APW310SAMOSUHで異なるのが、電装品の保証期間です。窓で電装品というと、電動シャッターが該当します。APW310は2年間まで保証してくれますが、SAMOSUHは1年間しか保証してくれません。

電装品を付けられる方にはAPW310がやや有利です。

ただし、最近の電動シャッターは信頼性が高く、1〜2年で電動シャッターに不具合が発生する確率は非常に低いので、この違いはあまり気にしなくてよいでしょう。

7.鍵は取手錠採用のAPW310の勝ち!

ゼッキーがAPW310を選ぶきっかけになったのが、この戸先錠(取手錠)です(APW330でも同様)。

SAMOSUHは従来型のクレセント錠を採用しています。右と左の窓の真ん中に鍵が付いていて、窓を開ける際には一度真ん中のクレセント錠を開けてから取っ手を引かなければなりません。

一方、APW310は戸先錠を採用しています。取っ手にレバー式の鍵が付いていて、窓を引いて開ける際にこのレバーも一緒に引いてやれば「鍵開け」と「窓開け」がワンアクションでできます♪

今の時代、窓もここまで進化したんですね〜♪

APW310 SAMOS2H 取手錠とクレセント錠

↑YKK AP APW310とLIXIL SAMOSUHの鍵(戸先錠とクレセント錠)の比較

8.オペレータハンドルはAPW310の勝ち!

横すべり窓や縦すべり窓を開ける際には「オペレータハンドル」というクルクルまわすハンドルを使用します。「カムラッチ」という方式もありますが、ここでは省略します。

APW310SAMOSUHではこのオペレータハンドルのデザインに大きな差があります。下の写真をご覧ください。

APW310 Samos2H オペレータハンドル キノコ

↑YKK AP APW310とLIXIL SAMOSUHのオペレータハンドル比較

APW310のオペレータハンドルがつまみが小さくてコンパクトなのに対して、SAMOSUHのオペレータハンドルはつまみがめっちゃデカイです。まるでキノコのようです。

どれだけ断熱性能が良くても窓にキノコが生えていては見た目が台無しです。LIXILのSAMOSUHのこのキノコ型オペレータハンドルを見た瞬間、ゼッキーはSAMOSUHはない!と即決したのでした。

9.窓フレームと障子がフラットなのでSAMOSUHの勝ち!

次は窓のフレームと障子の段差です。

窓のフレームと障子とか言われてもよく分からないかと思いますので、下の図をご覧ください。

APW310 Samos2H フレーム 開口面積

↑YKK AP APW310とLIXIL SAMOSUHの障子とフレームの構造比較

APW310はフレームと障子が段差になっているため、フレームの内側に障子の枠が見えてしまいます。

一方のSAMOSUHはフレームと障子の段差がありません。何がよいかというと、障子部分をフレームとフラットになるように最小化しているため、開口面積がアップしているのです。

また、見える枠部分が小さいのでスッキリしたオシャレな窓になります。

10.網戸はクリアネット採用のAPW310の勝ち!

たかが網戸、されど網戸。

開けられる窓には全て網戸が付属しています。どれだけ開口面積を広く取ろうが外を見るときにはこの網戸を通して見ることになります。

この網戸を通しての景色を良くしようとしたのが、APW310のクリアネットです。下の図をご覧ください。

APW310 Samos2H 網戸 クリアネット

↑YKK AP APW310のクリアネット

クリアネットの網の線は0.15mmです。標準ネットに比べて6割の太さにまで細径化しています♪また、線を細くしたことでスカスカにならないように、線同士のピッチを1.2mmから0.9mmにまで狭くしています。

このことにより、視界がクリアになり、小さな虫も網戸の隙間から入ってきにくくなっています。また、開口率も68%から74%にまでアップしていますので、風通しも良くなっています。

このクリアネット、オプション仕様なのですが、それほど高くありません。ゼッキーの家の場合(そんなに広い家じゃありませんが・・・)、一つの家まるごとこのクリアネットにした見積りをもらった際には2〜3万円程度でした♪

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